ニューヨークの都市型公園セントラルパークはよくご存知かと思います。園内には豊かな自然環境がつくられ、都心のオアシスとしてニューヨーカーにも親しまれています。観光地としてベルヴェデーレ城やオベリスク、アメリカ自然史博物館やセントラルパーク動物園など見どころも多く、歴史や文化を学ぶところでもあります。そしてテニスファンによってはさらに憧れる存在です。
その理由は言うまでもなく、熱々な全米オープンテニスは毎年8月後半からニューヨークで開催されるので、大勢なファンは観戦のためにニューヨークを訪ねます。そして試合を見せられるだけじゃ物足りない!という方にとっては、セントラルパークのテニスコートは最高なプレイグラウンドです。さらに、全米オープンに出場するスーパースターがセントラルパックのハードコートに突然現れ練習して帰ったとの伝説もありましたので、このテニスコートでプレイするとドキドキするかもしれません。
テニスコート全体は下記の写真の様子です(グーグルマップより)。
合計30面のコートもありますが、うち4面のハードコートはレッスン専用ですから、一般の利用者が使えません。ほかの26面は全部クレイコートで、一般利用者も使えます。下記の写真は日常練習の様子です(グーグルストリートビューより)。
さて、このコートでテニスしようとしたら、ニューヨーク市の”NYC Parks”との組織から発行される「テニスパーミット」という利用証が必要です。幸いそのパーミットは外国人でも取得可能です。オンラインで申し込みを行うか、直接パーミットオフィスに行き取得をすることができます。詳細はNYC Parksの公式サイトでご確認ください。
テニスパーミットが取得できましたら、即プレイができますが、日本になじみのないルールもいくつかあります。それらのルールを知っておきましょう。
- コート上に6球以上のボールを残してはいけません(ボール出し禁止)
- 同時にコートにいる人数は最大4人までとされる一方、最小は2人から(一人でのサーブ練習はだめ)
- 一般利用者によるテニス講習会は禁止
ちなみにこのセントラルパークのテニスコートは、ニューヨーク市にある数多くのパブリックコートの中で、有数の人気が高いものです。15ドル/時間の費用を払えばオンラインで予約可能ですが、土日ともなると朝8時半の段階で午前中の26面すべてが埋まるというのもよくあります。真剣に計画しようとしたら、早めに予約しましょう。
最後に、この施設の情報を以下のとおりまとめます。
- 施設住所
- Manhattan, New York City, United States
- コート数
- クレイコート26面
ハードコート4面(一般利用不可) - 利用期間
- 4月の第1日曜日から11月のサンクスギビングまで、7:00 ~ 20:00 (冬期は15:00まで)
- 利用資格
- テニスパーミットを持つ人(住所・国籍を問いません)
- 利用料金
- シーズンパーミット なら(取得費用$100)でシーズン中に無料
シングルパーミット なら(取得費用$15)一回のみプレイ可
そのほか、オンライン予約なら1時間あたり$15の費用が発生します。 - 予約ページ
- https://www.nycgovparks.org/tennisreservation
- 予約代行
- 代行可能(ただし、オンライン予約対応期間中のみ)