世界が憧れるテニスコート その４：ウィンブルドン・パーク

ご無沙汰しております、「世界が憧れるテニスコート」シリーズを続けます。そして四大会シリーズの最終編として、テニスの聖地であるウィンブルドンのコートを紹介します。といえば、今年のウィンブルドン選手権も盛り上げましたね。ジョコビッチ選手はなかなかすごいです。私はフェデラーのファンですから正直フェデラーを超えてほしくないですが、この調子だったら、ジョコビッチ選手が年内にもグランドスラムタイトル数単独一位になりそうですね。２００３年のアンドレ・アガシが32歳で全豪オープンを優勝したことはレジェンドとされていたのに、いまのジョコビッチは３４歳でグランドスラムのタイトルをさらうのはとんでもないことですね。さらにビッグ3の時代ができてから１８年間立っても、次の候補が出てこないことは、この時代の幸か不幸か微妙ですね。いまの若者たちも頑張ってほしいと思っているところです。この先の東京オリンピックと全米オーペンはどうなるか楽しみにしています。

さて、沸いたウィンブルドン会場を後にしたところ、自分でもラケットを振ってみたいと思いませんか。今年はコロナのせいで現地観戦を遂げた方がおそらくいないと思いますが、来年への準備としてお控えください。

ウィンブルドンなら、天然芝コートでプレイするのは最高ですが、残念なことで、天然芝コートを運営しているクラブはみんな高級なので、私が知っている限り一般来訪者が利用る天然芝コートがありません（誰でも入れるわけではないこそ高級だと、何とか納得します）。しかし、ウィンブルドンの町を歩いてみたら、至るところに公園があり、テニスコートがあります。さすがにテニスの聖地ですね。そのかなに特におすすめしたいのはウィンブルドンパークです。

なまえの通り、ウィンブルドンパークはウィンブルドンの町にある公立公園です。ウィンブルドン選手権と関係がありませんが、選手権会場のすぐ隣です。27ヘクタールも及ぶ敷地内には、テニスコートのほか、遊具のあるプレイエリア、ピクニックエリア、ミニゴルフ場、湖などがもあります。コートは公園の東側にあって、ウィンブルドン選手権会場のAll England Lawn Tennis Clubから約700メートル離れたのところです。その距離感は下記の地図でわかりますが、非常に近いですね。

構内にはテニスコート２０面もありますが、うちの二面は調子が悪いので現時点で使えません。利用できるのは１０面の人工芝コートと８面のハードコードです。ここの人工芝は日本人にお馴染みのオムニコートと違って、砂が入っていません。天然芝に近い感覚でプレイできます。

コートの利用時間は平日なら08:00～21:00まで、休日なら08:00～20:00となっています。ただし冬場ではいずれも17:00までとなります。人工芝コートに照明も付いていますので、日の暮れに気にせず思い切りプレイできますね。

利用料金ですが、コートの種類と時間帯によります。平日の17:00までは通常期とされ、そのほかの時間帯は繫忙期とされています。それぞれの料金は下記の表のとおりです。

予約するには、Tennis for Britainとの組織に会員登録しておく必要があります。会員資格は無料で、１８歳以上ならだれでも登録可能です。登録が終わりましたら、同組織のサイトで一週間先までのコートを予約できます。テニスのコート様は代行もお承りしますので、お気軽にご依頼ください。

ちなみに、このウィンブルドンパークを始め、Merton市内に多数の公営テニスコートは空きがあれば予約しなくても先着順でプレイできます。しかも勝手にプレイし始めてもよく、やっている最中に管理員が料金徴収に寄ってきます。日本ではなかなか想像しにくい制度ですね。非常に便利ですが、夏場ではあまり空きが出ないので、予約しておくようお勧めします。なお、英語サイトに抵抗感がある方には、現地在住の日本人による予約代行サービスもあるので、そちらも一つの選択肢になると思います。さらに、異国の町を歩くことに不安を感じる方もたくさんいると思いますが、ウィンブルドンの町の風情をわかりやすく解説してくれる日本語サイトもありますので、それもご一読ください。