世界が憧れるテニスコート その3:Tennis Club de la Châtaigneraie

schedule2021/06/18


Tennis Club de la Chataigneraieのレッドクレーコート

 

こんにちは、「世界が憧れるテニスコート」シリーズを再開します。いままでは全米オーペン全豪オープンの開催地にある有名なテニスコートを紹介しましたが、第三弾として全仏オーペンが開催されるパリにあるテニスコートを紹介します。

全仏オーペンならローランギャロスではと思われるかもしれませんが、残念ながらローランギャロスのテニスコートは一般利用者に公開されてないようです。せっかくパリまで来たのに、フランス風のテニスを楽しみたかったらどうすればいいでしょうか。おすすめはTennis Club de la Châtaigneraieです。

パリ市内から車で30分ほどのところで、ローランギャロスの近くにあります。1963年から発足した個人運営のクラブとして、なんと50年以上の歴史も持っています。それだけ長い歴史ならふるくさい印象もあるかもしれませんが、2005年から徐々にリニューアルされて、モダン的なクラブに変わり続けています。ちなみにクラブのオーナーはかなりイケメンの俳優で、下記の方です。(公式ホームページより)

Tennis Club de la Chataigneraieのオーナーの写真

 

このオーナーさんはテニスのスーパーファンでもあります。クラブの元オーナーと出会った時、とても意気投合しますから、老朽化したクラブを買収して、劇的な改造を行いました。なんとフランスらしいロマンティック的な話ですね。

このTennis Club de la Châtaigneraieは、ローランギャロスの会場に近いこともあるから、毎年全仏オープンに参加する選手たちはよく練習に来るようです。オーナーからのメッセージによると、ラファエル・ナダルやロジャー・フェデラー、マリア・シャラポワを始め、だいたい私たちが知っている有名選手のみんなも、このクラブに訪ねたことがあるようです。日本のエースの錦織圭選手もその中のひとりです。ちなみに、下記の写真はフランス出身の有名選手がクラブのコートでインタビューを受ける様子ですが、その顔は知っていますか。

有名テニス選手がインタビューを受ける様子

 

そのプロの選手たちにも親しまれているテニスクラブですが、コートのクォリティーはもちろん文句なし。サーフェイスは全仏オープンと同じ、レッドクレーです。そしてすべてのコートもインドアで、雨の日でも心配無用です。天井が木組みでできていて、クラシカル的な雰囲気が漂います。さらに、テニスコートだけではなく、バーカウンターやジム、そしてバボラが公式スポンサーになっているプロショップもありますので、1日の旅を値するほどの楽しみがたくさんあります。

写真があったほうが分かりやすいので、クラブの様子を映す写真をいくつか貼ります。(すべての写真は公式ホームページより)

Tennis Club de la Chataigneraieの様子

 

いかがでしょうか。高級過ぎて手が出せないと思われるかもしれませんが、実は値段がお手ごろで、1時間あたりのレンタル料金は24ユーロからです。ただし、残念なことで、ウェブでの予約に対応していません。予約には電話もしくはEmailでクラブへご連絡ください。フランス語が分からなくても、冒頭に「ボンジュール」と言っておけばなんとか通じるんでしょうlaugh

最後に、この施設の情報を以下のとおりまとめます。

施設住所
6 - 12 avenue de la Châtaigneraie, 92 500 Rueil-Mailmaison, France
コート数
クレイコート10面
利用期間
08:00~23:00、年間無休
利用資格
だれでも利用可能
利用料金
時間帯によって1時間あたり24 €~45 €の間
#年間パスあり
予約ページ
N/A
予約代行
不可(電話もしくはEmailでクラブへご連絡ください)